愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~
京雅は必死な私の顔を見て少し笑って言った。
「…大丈夫だ。何もされてねぇよ。500万は理事長が払ってくれてた。」
「えっ……」
「理由聞いたら『これで真琴から手を引いてくれるんだったら安いもんだ。真琴は金じゃ買えないからな』ってさ。」
「っ…お義父さんっ…。」
「それと…お前よくも昨日はさっさと部屋に帰りやがったな。」
〝ペシっ〝
軽くデコピンをされた。
「いてっ…。ごめんなさい…。」
「まぁいいよ。今日からまた俺の女だから。」
「えっ…?」
「薬指。」
「薬指…?」
(あれ?なんか手が冷たい…?)
「えっ…はぁ!?な、なにこれ。」
「何って見りゃわかるだろ。指輪。」