愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~
「真琴。」
京雅が書斎から出てくる。
「京雅!」
「少し散歩しよう。」
京雅はそういい、カーディガンを私の肩にかけた。
「ありがとう。」
季節は春。去年の春私は柊那さんと「来年も桜を見ようね。」と約束をしていた。
しかし、今隣にいない。
だけど…
(空から見えますか…?このきれいな桜を…)
私は両手いっぱいを大空に広げ、柊那さんに向けていった。
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