愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~
「真琴ちゃんはこっち。」
亜樹斗を見てみた顔を拓馬によって違う方向に向けられる。
「この学校で階級を間違えたらまず楽しい中高校生活は無理だね。あ、でも真琴ちゃんなら間違えても大丈夫。なんしろマーキスの遥かに上の階級だから。」
拓馬が涼しい笑顔で言う。
「どうしてマーキス限定なんですか?」
いま拓馬さんは「マーキスより遥かに上の階級」といった。
「言ったでしょ?デュークじゃないと生徒会には入れないって。」
「あ、そっか…!!」
「たまに意地悪でバッジをしないマーキスがいるけど…」