愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~
「拓馬さんの御母様は確かイギリスのご出身だとか……」
亜季夜がそう聞く。
「あぁ。そうなんだ。母方がイギリス生まれでね。俺も少しイギリスにいたから。」
拓馬がそう笑って言う。
「じゃぁ本物の貴族なんですか!?」
「何言ってるの真琴ちゃん。ここにいる全員本物の貴族だよ。」
拓馬がしれっと言う。
「え……?」
「国が違うけどね~」
知らないあいだに亜樹斗が帰ってきていた。
「亜樹斗くん……」
「拓馬さんは英国だけど僕らは違うんだよね。ね、亜季夜?」
「俺らはフランス国の称号を持つ両親の間に生まれました。フランスではデュクですね。」
「フランスもイギリスも位は変わらないんだ。」
亜季夜が言った言葉に拓馬が上乗せをした。