愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~
「真琴ちゃん!!」
気づけば私は麗子さんに抱きしめられていた。
「とりあえず…今日のところはお引取りください。よろしければもう……来ないでください。」
麗子はそう言い玄関を閉めた。
「麗子さん…私っていない存在なんですね…。」
「私っていらない存在なんですね……っ……」
涙が溢れてくる。
わかっていたつもりだった。
見捨てられて、頼れる兄さえいなくなった。
みんな離れていった。
わかってた…。