君のとなりで。
さて。

駅前のカフェに入った俺達は、
向かい合って席に座った。

「んー、甘いものにしようかなぁ」

なんて言いながら指に髪を巻き付ける望月。

その仕草さえ…なんでもねぇよ。

ここで説明しておくが、

望月の容赦は、黒髪のセミロングに
155cmの小柄で華奢な体型。

スカートは女子高生らしい長さで、
グレーのカーディガンを着ている。

目が大きくて丸いのが特徴、唇は小さく薄い。

…まあこんなもんか。

「決まった?」

そう言って向けてくる笑顔はまあ、
可愛い。

「んじゃ、コーヒーで」

「コーヒー?え、ちよーうける。
強がんなくていいよ??」

と、馬鹿にしてくるあたりがムカつく。

俺はこいつがやっぱり嫌いだ。

「コーヒーくらい飲めるわ。
なに?望月さんは飲めないの?」

少し馬鹿にしたように言うと、
望月は顔を真っ赤にした。

「の、飲めるわよ。」

強がってるようにしかみえないのだが。




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