ぶらんこ
「だから名前教えてって
言ってんのよ」
「あっごめん…あたし
加藤ナギサ」

するとちょうどいいタイミングで電車が駅に到着。

「ついてきて」
「えっ…いいの?!」

ナギサは嬉しそうに笑う。その笑顔を見てうっとうしくなったあたしは無視して歩き始めた。

何でいちいちあんな風に笑うの

――変。
< 5 / 10 >

この作品をシェア

pagetop