ぶらんこ
駅を出てしばらく歩いていた。
その間、ナギサも、もちろんあたしも一言も話す事はなかった。


遠くの方で見えるのは
広い校舎。

どうやらついたようだ。

「あそこだっ!
思い出した!」

ナギサは遠くの校舎に向かって指をさし叫んだ。

偏差値は低くも高くもなく普通なところ。本当は進路なんてどうでもよかったから成り行きですすめられたところ。

校門ではたくさんの新入生がいた。
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