キラキラDAYS
「そういや、お前踏まれた手、大丈夫なのかよ?」
「あぁ、平気です」
とか言って、めっちゃズキズキしてんだけど。
まぁ、こんくらいの怪我で練習休むわけにもいかねぇし。
「無理すんなよ?彼女が心配するからなー」
彼女って。
「彼女なんていませんよ、俺」
そう言った瞬間、祐武と啓太以外の部員が俺を見て固まった。
え、なに。
どうしたの。
「「彼女がいねぇだとぉお!?」」
いきなり叫ばないでほしい。
心臓に悪いし。