キラキラDAYS
次の日、俺は祐武と啓太と一緒に病院に向かっていた。
クラブで一緒だったやつが部活に入部してそうそう足を骨折して入院。
今日は部活が監督の都合で急遽オフになったから見舞いにきた。
「なんか持ってった方がいいのかな」
「あー、そうだな。手ぶらってのもなー」
確かに少し手ぶらは寂しいよな。
「でも何もってくんだ?」
俺らそんなに金ねぇし。
「見舞いっつったら果物だろ!」
っていう祐武の提案で果物に決定。
けどさ、この辺来たことねぇし。
「コンビニしかねぇじゃん!」
まいったな。
「俺ちょっと電話してこの辺の奴に聞いてみるー」
「じゃあ俺も!」
二人は携帯片手にその場を離れて行った。
俺はこの辺に友達なんていねぇし。
待つしかねぇな。
なんて思いながら何気無く視線を横に向けた瞬間、一人の女と目があった。