キラキラDAYS
そのあと病院に見舞いに行って、家に帰ってきたのは七時近く。
夕飯を食ったあと部屋に戻って彼女のことを考えた。
柔らかい雰囲気に、優しく笑う彼女が頭から離れない。
ふわふわとした髪に、そして白くやわらかそうな肌にふれてみたい。
彼女は他の徳高の生徒とは違う。
「名前くらい、聞いときゃよかったな…」
彼女にまた会いたい。
声を聞きたい。
俺はこの日から、突然現れた彼女で頭がいっぱいになったんだ。