あたし、ぶりっ子始めます




パクッと、一口目を口に入れた時だった。
お店の扉があき、カップルらしき人たちが入ってくる。

ん?あの顔、どこかで…。


「梨々華?どうした?」


嵐はあたしの視線の先を追う。


「……あっ!」


「ん?」


「あの人、確か……結城くんだ。」


「結城?誰だそれ。」



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