あたし、ぶりっ子始めます




「お前も来いよ。」


「うんっ!すぐ行く。」


あたしは電話を切って、身支度を済ませた。


「咲空兄、道場まで送ってくれないかな?」


そして、今日は仕事が休みの咲空兄に、送ってもらうよう頼む。


「ああ、いいよ。
なんかいいことあっただろ?」


「うんっ!すごくいいことがあった!」


「やっぱりな。
んじゃ、急ぐか。」



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