あたし、ぶりっ子始めます




「てか、それより、さっきからなんか、見られてる気がする。」


「俺も思った。
ちょっと見てくる。」


「うん。」


嵐は外へ行ってしまう。
そのとき…


「烏蘭の総長さんっ。」


誰かに話しかけられる。
栁葉のやつだ…。

気付いたのか、嵐が戻ってきた。


「外出とけ。あとで行く。」


あたしはそいつにそう告げた。



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