あたし、ぶりっ子始めます




「よかったじゃん、室田。」


「うん、よかった。」


「そういえばさ、まだ、総長ってことはバレてないんだよな。」


「あ、そっか。」


「やっぱりこのまま黙ってんの?」


「うん、そうしようかなって思ってる。」


「そっか。」


「…梨々華っ!」


結城と一緒に学校を出た瞬間、こえをかけられる。

この声は…。


「嵐。」



< 166 / 243 >

この作品をシェア

pagetop