あたし、ぶりっ子始めます

*バラした





嵐とも仲直りして、翌日。
めんどくさいので、バラしました。


「あたし、総長なんです。
でもあたしのとこは、みんなが思ってるより、いい奴らばかりなので。」


「ふっ。
昨日まで黙っておくって言ってたのに、早くもバラしたな。」


結城は鼻で笑ってそう言った。


「だって……。
まぁ、いいでしょ?ねっ?」


適当にごまかした…。


「まあ、別にいいけど。

あのさ、こいつ、すげぇいいやつだから。
自分のことより、他人のこと優先するようなバカ。

だから、みんな仲良くしてやって?」



< 168 / 243 >

この作品をシェア

pagetop