あたし、ぶりっ子始めます




「別にいいけど。
いつも言ってるよね?ノックしてからにしてって。」


「…はい。すみません。
…で、この子誰?!」


「奈々姉、反省してよ…。」


「どうも、お邪魔してます。結城純希です。」


「純希くんね、おっけー覚えた!」


面食いの奈々姉は、だんだんとテンションが上がってくる。


「おい、奈々華。いい加減にしろ。」


あたしの怒りが爆発する寸前に、咲空兄がきた。
さすが、咲空兄!



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