あたし、ぶりっ子始めます




しばらく沈黙が続く。
その沈黙を破ったのは、嵐だった。


「いいと思う。おめでとう。
だから、名前で呼んでたんだな。」


「うん…。ありがとう、嵐。」


「みんなも、いいと思うよな?」


嵐がみんなに尋ねると、全員がコクコクと首を縦に動かした。


「ありがとう。
あたし、烏蘭の総長でよかったよ。」


「あ、結城、一つ言っとくけど、
梨々華がお前のせいで悲しい顔してたりしたら、烏蘭の全員でお前、殺りに行くぞ。」



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