あたし、ぶりっ子始めます




「ヤダヤダ。したくないよ。」


「勝ったらクレープ買ってやるから。」


「…じゃあやる。」


あたしは嵐の言葉につられ、結城くんの前に立つ。
そして構える。

…試合は始まった。


さすが日本一。
蹴りもパンチもしっかりしている。



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