あたし、ぶりっ子始めます




「雷樹。2週間後、ここで。」


「ああ。
まぁ、せいぜい頑張れよ。」


それだけいって、雷樹は去っていった。

しばらく沈黙が続く。
沈黙を破ったのは、あたし。


「…ごめん、嵐。
言い方、キツかった。」


「そんなのいい。
悪いけど、真さんと淳志さん、それから結城、外に出ててくれるか。」


「「はい。」」


真さんと淳志さんは返事をし、結城くんは黙って道場から出ていった。



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