キングとナイト
さっき、相楽さんがくれた封筒を開ける。

「こんなにいらないのに…」

中身は、大量の札束。50万ぐらいある。

「ハァ…」

でも、私は毎月送られてくるこのお金で生活している。




「行ってきます」

学校へ行こうと玄関を開けると、会長がいた。

「オッス、夷隅」

「おはようございます。どうしたんですか?」

「嫌、一緒に学校行こうかと思って」

会長の言葉に胸が高鳴った。

「夷隅?」

気付けば、会長の顔が目の前になった。

「な、なんですか?」

なぜか顔が赤くなる。

「お前、顔赤いけど大丈夫か?」
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