キングとナイト
「元は、私が暴れたんです。連夜先輩はそれを止めてくれたんです!」

あの時は、頭が真っ白になって、何も解らなくなって……。
気がついたら連夜先輩におんぶされていた。

「……そうのかなのか?」

「…あぁ」

会長と連夜先輩がいきなり、静かになってしまった。

…………気まずい。

「会長、連夜先輩。家でご飯、食べて行きます?」

苦し紛れに出た、その場しのぎだった。





「魅夜、手伝うよ」

結局、二人共ご飯を食べて行く事にしたらしく、今三人で夕飯の支度中だ。

「連夜先輩は、これを混ぜてください。会長はこれを焼いてください」
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