キングとナイト
「別にいいよ」

会長の命令に対して、軽く答える連夜先輩。

「って、悪いですよ!」

学年も違うし…。そう思って断ると、ピシッとデコピンされた。

「いっ!!」

「阿保。俺がやるって言ってるんだから、大人しく面倒見られとけ」

ニカッと笑いながら連夜先輩は言った。

「じゃ、そーゆー事で。よろしくな」

と、キングが言い、私は生徒会室を出た。



「じゃあ魅夜。放課後、迎えに行くから教室で待ってろよ」

「了解です」

連夜先輩とそう約束して、私は教室に戻った。
< 15 / 281 >

この作品をシェア

pagetop