キングとナイト
第3章

溜めている物

「魅夜〜、これ何処かな!?」

今、学園中が慌ただしい。何故なら、夏休みあけに、文化祭があるから。今のうちに準備をしてしまうらしい。

私のクラスは、“コスプレ喫茶”というのをやるらしい……。

まだ、会場作りの為役は決まっていないが、絶対に裏方をやる!!
裏方は、料理をしたりするからコスプレをしなくともよいはず………。





その後も、着々と準備は進み、ついに役決めになってしまった。

「魅夜、なにやる?」

弥生がうきうきとした様子で聞いてきた。

「絶対、裏方」

私がそう言うと、弥生は予想通りの反応だと言って笑った。

「魅夜は、コスプレ決定だろ?」

大声で、流が言った。
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