キングとナイト
自分が怖かった。無意識の内にあんな事をしてしまう、自分が。
「魅夜……」
突然、後ろから抱きしめられた。
「連夜、先輩……」
直ぐにわかった。連夜先輩だと。
「先輩、私……。私っ」
「わかってるから。大丈夫。落ち着け、魅夜」
私の言葉を遮って、連夜先輩が言った。
その言葉を聞いて、顔を上げる。
「…え?」
私は、言葉を失った。
連夜先輩の頬は赤く腫れ上がり、唇からは血が出ていた。
「連夜先輩、それ……」
私が聞くと、顔を反らす。
「私、がやったんですよね……?」
聞かなくても、分かっている事だった。
私は、連夜先輩にまで手を挙げてしまった。
「魅夜……」
突然、後ろから抱きしめられた。
「連夜、先輩……」
直ぐにわかった。連夜先輩だと。
「先輩、私……。私っ」
「わかってるから。大丈夫。落ち着け、魅夜」
私の言葉を遮って、連夜先輩が言った。
その言葉を聞いて、顔を上げる。
「…え?」
私は、言葉を失った。
連夜先輩の頬は赤く腫れ上がり、唇からは血が出ていた。
「連夜先輩、それ……」
私が聞くと、顔を反らす。
「私、がやったんですよね……?」
聞かなくても、分かっている事だった。
私は、連夜先輩にまで手を挙げてしまった。