キングとナイト
「魅夜サン? 僕は、クリス。アメリカ人です。今日から、ヨロシクです」

「! こちらこそ、宜しくお願いします」

そう言って握手する夷隅とクリス。

「魅夜サン、こちらの方は?」

クリスは俺を見ながら、夷隅に聞いた。

「俺は、神谷 零。コイツの先輩」

「零サン。ヨロシクです!!」

そう言って、ニッコリと笑うクリス。

「零でいい。俺も、クリスって呼ぶから」

……憎めねぇ。
一応、ライバル?なんだけどな。
悪い奴じゃあねぇんだよなぁ。


「あのクリスさん。婚約者って、私でよかったんですか?」
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