キングとナイト
今、早紀が言った事が本当なら……。私は、利用されただけ……?
私は会長の服をギュッと掴んだ。
「だけど、連夜先輩はあたしになんて見向きもしなかった。それが悔しくて、魅夜に嫌がらせしてたのもあたしよ!!関川とは違う方法で!あんな事されるのは予想外だったけどね!!」
…あぁ。早紀は本当に私の事が憎かったんだなぁ。
私の目からは、涙が溢れていた。
会長はそれに気付いたらしく、私の頭を自分の胸板に一段と強く押し付ける。
「……言いたい事はそれだけか?」
頭上から、とても低い会長の声が聞こえた。
それだけで、苛立っているのが解る。
「…お前、自分の感情を相手に押し付けてんじゃねぇよ」
私は会長の服をギュッと掴んだ。
「だけど、連夜先輩はあたしになんて見向きもしなかった。それが悔しくて、魅夜に嫌がらせしてたのもあたしよ!!関川とは違う方法で!あんな事されるのは予想外だったけどね!!」
…あぁ。早紀は本当に私の事が憎かったんだなぁ。
私の目からは、涙が溢れていた。
会長はそれに気付いたらしく、私の頭を自分の胸板に一段と強く押し付ける。
「……言いたい事はそれだけか?」
頭上から、とても低い会長の声が聞こえた。
それだけで、苛立っているのが解る。
「…お前、自分の感情を相手に押し付けてんじゃねぇよ」