キングとナイト
「べつに、いいですけど。それくらいなら」

以外に、あっさりと承諾した魅夜。
多分、ミスコンの意味を余り解ってない。

「……ライバル、増えるじゃねぇかよ」

俺は、周りに聞こえないほど小さく呟いた。



「お先」

「じゃあ、お先に失礼します」

夏樹と那智が帰り、生徒会室には俺、魅夜、連夜、クリスだけとなった。
のは、いいんだが……。

「…スゥ−−」

俺の隣で魅夜が無防備に寝ている……!
……寝顔、可愛いいな。

「零、変態ぃ〜」

「にやけてるぞ、顔」

そう俺に刺のある言葉をかけてきた、連夜とクリス。
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