キングとナイト
野郎どもといがみ合っている会長。

その会長に加勢する事なく、空席に座り始める先輩方。

「え、ちょっと助けなくていんですか!?」

「零一人で何とかなりますよ、クイーン。あ、和菓子あります?」

「あ、有りますけど…」

って、何答えてんだ私!

「大丈夫だよ、魅夜。零を信じろって」

ニッコリと笑いながら言う、連夜先輩。

「そう、ですね…」

まぁ、あの会長だし。大丈夫か!



「お前らなぁ、少しぐらい手伝おうとしろよ」

会長はそう言いながら、席に座った。

「だって、零だし。大丈夫だろって」

鼎先輩が、サラリと言うと会長はため息をついた。
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