キングとナイト
あぁ、生徒会に入った時に貰ったバッチ。
もう、存在感がなさすぎて忘れてた。
「写真、一緒に撮って貰っていいですか?」
怖ず怖ずと出て来た女の子。その子の申し出を会長たちは、
「無理」
「嫌」
「ゴメンね、無理」
「すみません」
ことごとく断った。
か、可哀相すぎる…!
涙目になっているその子に私は近付いて、ニッコリと笑った。
「私でよかったら写真、撮りましょう」
そんな私の一言に女の子の顔はパァっと明るくなった。
「いいんですか!?」
「えぇ。一枚だけですよ」
来たからには、楽しんで欲しいもの。
軽い気持ちで引き受けた写真撮影が、悲劇を呼ぶとは思わずに……。
もう、存在感がなさすぎて忘れてた。
「写真、一緒に撮って貰っていいですか?」
怖ず怖ずと出て来た女の子。その子の申し出を会長たちは、
「無理」
「嫌」
「ゴメンね、無理」
「すみません」
ことごとく断った。
か、可哀相すぎる…!
涙目になっているその子に私は近付いて、ニッコリと笑った。
「私でよかったら写真、撮りましょう」
そんな私の一言に女の子の顔はパァっと明るくなった。
「いいんですか!?」
「えぇ。一枚だけですよ」
来たからには、楽しんで欲しいもの。
軽い気持ちで引き受けた写真撮影が、悲劇を呼ぶとは思わずに……。