キングとナイト
「魅夜ー! 何に出る?」

今、球技大会の打ち合わせ中。

種目を選んでいる最中だ。

「バスケ」

あの中でいったら、バスケが打倒だろう。

「じゃあ、私もバスケにでよー」

「他のやつじゃなくていいの?」

弥生は私と同じバスケにするらしい。

「魅夜と一緒がいいー」

ニッコリと笑いながら言う、弥生。

「頑張ろうね」

そんな弥生に私も微笑んだ。




その後、順調に決まり誰が何に出るか決まった。


私たちと一緒にバスケに出る事になったのは、3人の男。

茶髪で軽そうな兼田、背が高くバスケ部員の斎藤、眼鏡をしていて真面目そうな黒田。

「よろしくねぇ、夷隅さん」

兼田がニッコリと笑いながら言った。
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