キングとナイト
「兼田君、駄目よ!! 魅夜には私が教わるんだから!!」

そんな時、弥生が割って入って来た。

助かった……。

「なーんだ。つまんねぇーの」

拗ねた子供みたいに、その場を去った兼田。

以外に可愛いとこあるな……。


「DFの時は、腰を落として…」

それからは、弥生とマンツーマンの練習だった。

「じゃあ、休憩にしようか」

結構、練習もしたので休憩を取る事にした。

男子のほうを見ると、兼田が斎藤とマンツーマンで練習していた。

…以外と真面目なところあるんだな……。

ちなみに、黒田は用事があると言って帰った。

ポケーとしていると、ベシッと頭を叩かれた。

「いっ…!?」

びっくりして、叩いた相手を見上げると、

「サボってんなよ、夷隅?」

会長だった。
< 63 / 281 >

この作品をシェア

pagetop