キングとナイト
「〜っ!! だから、俺がお前を!!」

「えっ……? えぇぇーー!!!」

突然の事に、把握できない。

「…だから、言いたくなかったんだよ……」

流がハァ〜とため息をつく。だが、私はそれどころではない。

「えっ…!? いつから!?」

「一緒にバスケの練習やるようになってから。最初は気取ってる奴だと思ってた。でも、一緒に行動するようになって、いつの間にか好きになってた」

嬉しいけど、流の気持ちには答えられない。

「ごめん、嬉しいけど…」

「言うな!」

流が、止める。

「今、言うつもりじゃなかったし、いきなり過ぎただろ? だから、これから恋愛対象として俺を見てくれ」
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