年下男子を拾った後は?
story1
コツコツと靴の音が響く。
今は夜の11時。
バイトを終え帰り道である公園に入り歩く。
公園を出たら3分ほどで自分のマンションがある。
疲れた体を癒すために帰ったら早くお風呂に入ろうと思っていたところだった。
ードカッッバキッ
公園の木の陰に人を殴るような独特な音がした。
私は何事かと思いその音のする方へ向かった。
すると、7人程度の男達が見えた。
6人の男達は1人の中学生くらいの男の子に寄ってたかって殴っていた。
私がそんなバカげた行為を見ていられなく男達の所へ向かった。
『ねぇ、何してんのよ?』
男達は殴る行為をやめ私の方に振り返った。
「何って殴ってんだよ!?」
「お前も仲間に入るか~?」
「ギャハハハハハハ」
気持ち悪い声を出して男達は言った。
でも、私がこんな卑怯な喧嘩を見ていられる訳がなく。
『もうその子意識も失いかけてるしやめてあげたら?』
その言葉のどこにムカついたのか男達は怒りだし私に殴りかかってきた。
囲まれていた男の子はその行為に目を見開いて逃げろ!と叫んでいたが私には関係なかった。
ーいつからこの世はこんなに汚くなってしまったのだろうー
ーバキッガッドカッ
もちろん圧勝の私は男達を気絶させ男の子の所へ向かった。
『大丈夫?』
「あっ…、あぁ。大丈夫…だっ…。」
『えっ、ちょっ…っ!』
その言葉を言った瞬間男の子は気絶した。
それを私が放っておけるはずもなくすぐそこの自分の家まで男の子をおぶっていった。