シークレット*ラブ
慶吾から届いたメールを読んで、私の瞳からは涙が溢れてしまいそうになる。


自分の弱さが今にも溢れでてしまいそうになる。



慶吾の優しさに
甘えてしまいたい…


すがりつきたい…



そう…


慶吾に対して
私は今こんなにも心を乱している。


今の私に
優斗を責める資格なんかない。


そんな小さな罪悪感といいようのない寂しさとが入り混じっていた私は


何事もなかったかのように、普通に慶吾にメールを打ち返すことがどうしても出来なかった。


一週間毎日続いていたメール。


嬉しくてすぐに返信していたメール。


楽しくて楽しくてしかたがなかった慶吾とのメールを




はじめて返信することなく、そのまま携帯電話を閉じた…




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