シークレット*ラブ
なのに…


なのに…


私の心の中から
慶吾の存在が消えない。


一向に消えてくれない…。


きっと…

気まぐれな女だと、呆れてるに違いないよね?


メールに飽きて返信もしないいい加減な女だと思ってるよね?


こんな風にウジウジばかりの自分に嫌気がさしてくる。


その時突然、


ブルブルブルブル


目の前のテーブルに置いてある携帯が急にけたたましく音をたてた。


まさか…?


そう思いながら
ゆっくり携帯を開き

一瞬心臓がびくんとして…唖然となる。


もう来るはずはないと思っていたのに…

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