シークレット*ラブ

トキメク秘密

｢行ってらっしゃい｣

子供たちを見送った私はいつもよりも素早く用事を片付けた。


二階へと駆け上がり
クローゼットの中から洋服を何着か取り出して、ベットへと無造作に並べてみた。


全身が映し出される鏡の前にたち

まるで初めてデートをした中学生の頃のようなトキメキを思い出して、フッと可笑しくなる。


そんな懐かしい感覚とダブらさせてしまう今の状態の私。



ただのランチなのに浮かれすぎだよね？

そんな事を思いながらも


でも…


嬉しい気持ちは自然と込み上げてくるのだ。