シークレット*ラブ
「へぇ~そうなんや?」


笑いたいのをこらえたような顔の慶吾。

「あ~もしかして…バカにしてる~?」


「ちゃうで。
必死になるとこ、可愛いなぁ思ってな」



…か…可愛い?


やだっ…

可愛いなんて言葉

当然主婦になってから言われたことない。

そんな慣れないセリフをこんな時にサラッと言うのは……反則やよ。


私どういう反応したらいいのん?


照れてちょっとハニカム私に


「…ん?照れるな照れるな。冗談やで」



…ん?冗談?


「もう~慶吾ってば
……!!」


ぷいと助手席の窓の方を向いて拗ねたフリの私。


「うそ…怒らしてしもた?
ごめんごめん。

可愛い思ったんはほんまやで。
見た目若いし子供いてるように見えへんし……」


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