シークレット*ラブ
「慶吾今日の夜は家は大丈夫やったん?」


「…おぅ。ちゃんと電話入れといたから」


「門限とかは?」


「門限はないなぁ…
仕事柄付き合い多いから、たまに舞のとこみたいに朝やったりするで」


「そうなんやぁ?」


「だから嫁さんにはごっつい感謝してるで」

サラッと奥さんの事を話す慶吾。


素直な嘘のないその言葉に胸がズキンと痛かった…。


でも私は

私が知らない慶吾を知りたくて、家族と一緒のあなたの事が知りたくて……


次の質問を投げかける。

< 227 / 344 >

この作品をシェア

pagetop