シークレット*ラブ
幸せを噛みしめながらも


真っ暗な誰もいない冷たい海の底に沈んでいくような……


罪の意識もやはり感じないわけはなかった。


真っ暗闇の海の底…
地上に這い上がるための光はどこにも見えない。

一筋の光さえもない決して見つけることはできない場所…


それでも
今はこの真っ暗闇の中が幸せだと感じてしまう


だけど


あなたの全部を欲しがった私をどうか許してね。


心の中でそっと呟いて……


また瞳を閉じた。




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