シークレット*ラブ
でも

そんな僅かな迷いが生じていた俺の気持ちを察したかのように


舞はどんどん変わっていった。


マイナス思考の弱っちい舞は影を潜め、
舞から放たれる言葉や行動は全てプラス思考に変わる。


『そばにいてくれたら他には何も望まへん』

『一緒にいられる今を大切にお互いがプラスでいられるように』


そんな必死な想いが心の奥底にあるのをヒシヒシと感じた。


なかなか会える時間がとれへんのに

「会いたい」なんて
ワガママなど一切言わず……


『男は仕事が大事。私の事は気にせずに体に気をつけて頑張ってね。』


と…
俺を励まし気遣うメール。


そしていつのまにか
気がつくと俺が舞に甘えてた。


格好悪い俺の弱い部分を見せれるまでの存在になってた…


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