シークレット*ラブ
「ほんまありがとうな。
舞に会わへんかったら…
俺、今日、家帰ってなかったと思うわ」
「うん。
ちゃんと仲直りしてね?」
家の近くまで送るという慶吾の好意を断って駅で別れて電車に乗った。
人はまばらで席もたくさん空いていたのに
何となくドアに寄りかかるようにしながら外の景色をただ眺めていた。
慶吾の笑顔がまた戻った事にホッとしていた。
これで良かった。
そう思っていた。
でも………
流れていく景色を見ながら、どんどん慶吾との距離が離れていくような気がした。
どんどん寂しさがこみ上げてきて、胸の奥はやはりチクチクと痛みだす。
舞に会わへんかったら…
俺、今日、家帰ってなかったと思うわ」
「うん。
ちゃんと仲直りしてね?」
家の近くまで送るという慶吾の好意を断って駅で別れて電車に乗った。
人はまばらで席もたくさん空いていたのに
何となくドアに寄りかかるようにしながら外の景色をただ眺めていた。
慶吾の笑顔がまた戻った事にホッとしていた。
これで良かった。
そう思っていた。
でも………
流れていく景色を見ながら、どんどん慶吾との距離が離れていくような気がした。
どんどん寂しさがこみ上げてきて、胸の奥はやはりチクチクと痛みだす。