シークレット*ラブ
スーパーからの帰り道に歩きながらメールを打つ。


《そっかぁ
よかったよかった。ちゃんと謝ったんやね?

きっと…
慶吾のこと一番わかってるのは悔しいけど奥さんやから。

だから…お弁当おいてった慶吾の気持ちもちゃんとわかってたやろし、気にしてたと思う。


謝ってくれたこと。
きっとほっとしてると思うし、心のなかは笑顔でいっぱいなってるはず。


でも…

仲直りしても
私のこともちゃんと心の片隅においといてね?》


長い文章のメールを送信した…。


最後の一文は
躊躇いながらも書かずにはいられなかった言葉だった。



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