シークレット*ラブ
「…ただいま」


やっと家に帰りついた私を


待っていましたと言わんばかりに、瑠香がダッシュで玄関までやってきた。


「ママ~、大変大変。
パパが熱すごい高くって帰ってきて二階で寝てるねん!!」


滅多に熱が出て寝込む事がない優斗に驚いた様子の瑠香。



「…え?そうなん?」


私も少し驚いていた…。
仕事を途中にして帰宅するほど?

それは珍しい事だったから。


とりあえずキッチンにたどり着いてスーパーの袋から食料品を取り出す。


風邪を引いてた優斗が食べやすいものと思って、クリームシチューの材料を買ってきたのだけど……


食べれそうにないか…


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