シークレット*ラブ
二階に上がって優斗の様子をそっと伺うと、やはりかなりしんどそうな顔。


眠っていたので声をかけずに、また私は一階に降りた。


「瑠実~。冷却シートパパのおでこにそっと貼ってきて。
それとスポーツドリンクも一緒に持ってってくれる?」


「はぁーい」


瑠実にそう頼んでから、私は慌てて子供たちの食事の準備をして

優斗の分のお粥を作って二階へと上がる。


慶吾との事に頭を悩まして帰宅した私なのに…

あれこれ考えずに、バタバタ忙しく動かなければならないこの状況に


内心ホッとしていた。

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