シークレット*ラブ
ズキズキとする胸の痛みを感じ、優斗から視線をそらす私に

「…あのな

俺…次の現場、東京に決めてきた。」


「…え?」


それは
全く寝耳に水。
予測不可能な言葉だった。


「…今、東京は仕事めちゃくちゃ忙しいみたいやねん。

あっちに言ったら
多分何年もこっちに帰ってこられへんと思う…」



「…そうなんや?

もう……
決めたんやね?」


優斗はいつも相談もしないで一人で決めて結果を報告するだけ…


私の意見はいつも無視で……


やっぱり変わらないんやね?


優斗は……


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