シークレット*ラブ
熱い紅茶を入れたティーカップをトレイにのせて運びながら

「うん…とりあえず現場始まるらしいから」


そう言って私も隅っこの荷物を眺めた。

…あれからあっというまに一週間たった。


とりあえず

ウィークリーマンションに滞在して、その間に家探しもすると言ってた優斗。


落ち着いたら残りの荷物送ってな?

って。


だから
簡単な着替えと作業着のみをボストンバック一つに詰め込んで準備しておいた。

本当に簡単。


まるで
数日間の旅行に行く準備のように……



「それで…舞はどうするの?」


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