シークレット*ラブ
――次の日の朝。


空は真っ青なすがすがしい色をして

綿菓子のような綺麗な白い雲が浮かび上がってた。


そんな空の下を私の運転で隣に優斗を乗せながら車を走らせる。

車の中では会話らしい会話はなかった…

少し早めに空港について、二階の出発ロビーへと向かう。


渋めの紺色のスーツ姿にボストンバックを持った優斗の後ろをついて歩く私。



私はいつも、こうやって優斗の後ろ姿を見ながら歩いてきた。


< 310 / 344 >

この作品をシェア

pagetop