シークレット*ラブ
でも私は


優斗の視線を感じながら、ただうつむく事しか出来ずにいた。


ただ胸が苦しくて息も苦しくて

唇をキュッと噛み、口元にあてた手は少しだけ震えてる気がした。



そんな動揺した私の状態は


きっと何も答えなくても優斗の問いが当たっているのだと、認めたようなもの。




「…何も怒ってるんやないで?」


そんな私に優斗は怒る素振りを見せずに話を続けた。



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