シークレット*ラブ
「あそこ入ってみる?」


急に思い立ったように慶吾がアクセサリーのショップを指差した。


「…ん?」


「…誕生日やから
何か気にいったんあったら買うたるわ。
選び?」


「え…?

いいよいいよ。」


手を振って後ずさる私の手を引っ張って店内へと入る慶吾。



「遠慮せんでええやん?

そんな高いもの買えへんけど…

この間のレアチーズケーキのお礼。」


そう言って
店内を色々物色しながら歩く慶吾に手を引かれながらついていく私。



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